小南数麿さんのおもてなしバトン

第六走者 馬場未織さん

第七走者 小南数麿さん 第八走者 石黒謙吾さん・由紀子さん夫妻

プロギタリスト。
郷ひろみをはじめとして多くのレコーディング、ツアーに参加。
2004年よりアコースティックギターのインストゥルメンタル音楽の活動開始。
アルバムを3枚リリース。
http://www.kominamikazumaro.com/

石黒謙吾:著述家・編集者・分類王・全国キャンディーズ連盟代表。映画化された『盲導犬クイールの一生』ほか、『2択思考』など幅広いジャンルの著書。『飛行機の乗り方』(パラダイス山元)を始めプロデュース・編集した書籍も約200冊。近著『あいつの気持ちがわかるまで』(宝島社)

石黒由紀子:エッセイスト。著書に『豆柴センパイと捨て猫コウハイ』『なにせ好きなモノですから』など。雑誌やWEBなどで、日々を綴ったエッセイや雑貨のリコメンドを執筆中。近著『犬猫姉弟センパイコウハイ』(幻冬舎・4/10)

小南数麿さんが選んだのは「生しょうゆ」


南房総から届いた
たくさんの野菜に感激

音楽も料理も感性の技

スペイン、インド、はたまたハワイにまでこちらを誘(いざな)うギター。さまざまな音色で聴き手を楽しませてくれる小南数麿(こみなみ・かずまろ)さん。
郷ひろみさんを始め、素晴らしいアーティストたちと組む一方、ソロのLIVEで自分の音楽を届けている。ヒンズースクワットをしながらの演奏や笑いのトークも交え、聴く人たちのハートを鷲づかみ。
そんな小南さんは、料理も好きでよくキッチンに立つそう。音楽も料理も感性が表れる分野。
「石黒さんは夫婦で登場なので、女性向けヘルシーと男性向けスタミナ両方揃ってバランスよい丼ぶりに。馬場さんからの菜花がしっかりしていて美味しそう。これも使って・・・」。
さて、小南さんイチオシの一品は?


「曲作りはもがきです」
と笑う軽やかさがまた魅力


思い入れたっぷりの
曲が詰まった
自身のCDアルバム

応用力と瞬発力が源

幼い頃、当時予備校生だった叔父さんがギターを弾く姿に憧れた。中学入学祝いにその叔父さんにフォークギターを買ってもらったところから小南さんのギター人生が始まった。

長崎で生まれ、佐賀で育った小南さん。佐賀はなぜか特にバンドが盛んで、同世代のプロミュージシャンも多く輩出しているという。

「中学時代、RCサクセションの曲を文化祭でやったらすごくうけて、モテてね。バンドの味を占めたんですねえ(笑)」。
他校を含め数多くあるバンドの中でも目立つ存在に。そして高校生の時、ギタリストになろうと決めた。


よく作るのは餃子、
オムライス、チャーハン。

上京後、20歳の時に初めてバックバンドの仕事についた。上手に弾けるだけの青年はプロの違いを見せつけられた。「その場で要求された音楽にすぐ対応できるか、応用力や瞬発力が必要だということを思い知らされました」。

それまでの自信を打ちのめされ挫折感?と思いきや、「悔しかったけれど、知らなかったことを知っただけ。悩んでも前に進むしかないですからね(笑)」。
淡々とした軽やかさは、小南さんの心の豊かさを感じさせ、一緒にいるととても心地よい。

中西圭三さんや郷ひろみさんなど才能溢れるミュージシャンたちとの仕事に携わりながら、2005年からソロでライブ活動も始めた。ひとりで1曲やるのはバンドで10曲分をこなすエネルギー。そして毎回「曲の魅力をきちんと届けられているか」に細心の注意を払う。

時にはお笑い的な演出も入れながらも、ギターを弾く表情のカッコよさ。
通常の倍も弦がある12弦ギターでも、柔らかな指使い。そして、民族的なものからロックまでの幅広い表現力に男性ファンも増えてきた。

長い時は1ヶ月にもなるコンサートツアー先で、その土地ならではの美味しいものと出会うのも楽しみという小南さんだが、家にいるときはよくキッチンに立つ。
料理を作るのはちっとも苦じゃないというだけあって、手際よい動き。
今回は、「ポーチドエッグを豚ひき肉と合わせた丼なので『ポードエッグ』!」。
次のランナー、ダジャレ好きの石黒謙吾さんに向けて、小南さんも負けていない。

目の前にある食材でいかに美味しい料理を作るか、絶妙なタイミングの流れ…応用力や瞬発力が必要なのは料理の世界も同じ。
美味しい料理を届けてくれるに違いない。
そう予感させるほど、キッチンでテンポよく動く小南さんも、これまたカッコよく映るのだった。


卵にも香り立つ
生しょうゆをたらして


小南さんそっくりの
父上は板前さん

ポードエッグ丼 (2人分)

☆材料
豚ひき肉:約200g
ニンニク:ひとカケ(みじん切り)
生姜:ひとカケ(おろす)
○調味料
 ・生しょうゆ:大3
 ・酒:大1.5
 ・砂糖:大1.5
 ・みりん:大1.5
 ・塩コショウ:少々
おくら:1袋
○ポーチドエッグ
 卵:2個(椀に割っておく)
 酢:大3
 塩:少々

ご飯:適量
糸切り唐辛子:好みで

☆作り方
1)オクラは塩もみして茹でて、小口切りにする
2)鍋に沸かした湯に、酢と塩を入れ、かきまぜ、そこに卵を静かに入れ弱火で約2分
3)2でできた卵は水に漬けておく
4)ニンニクと生姜を油と一緒に軽く炒めて香りを出す。
5)4に豚ひき肉を入れ、炒め、肉に火が通り始めたら調味料を加え、さらに炒める
6)どんぶりにご飯をよそい、ひき肉とオクラを半々に盛る
7)さらに3の卵を乗せ、仕上げに生しょうゆを少しかけて出来上がり


南房総からの菜花を生しょうゆで和え、箸休めに

「文右衛門蔵 生しょうゆ」はいかがでしたか?

ずばり、おいしい!
味は違うんですが、
コクの強さが九州を思わせて懐かしい気がしました。

おもてなしバトンを石黒夫妻へ

石黒謙吾さんの『決断できる人は2択で考える』を読んだ時「自分頑張れよ!」って言われている気になって元気が出ました。ダジャレ王の石黒さんには「出汁しょうゆ」を。では、しょうゆーことだし~(笑)

取材・文/山本詩野 写真/松本祥孝

あの人のおもてなしバトン 走者一覧へ

Facebookページに「いいね!」して、おいしいバトンの最新情報を受け取りましょう!