加瀬まなみさんのおもてなしバトン

第九走者 パラダイス山元さん

第十二走者 地元、宮島を愛する仲間代表 大島久典さん(右) 増本年治さん(左)

埼玉県熊谷市出身。立教女子短期大学卒業、(株)リクルートエージェントに7年半勤務。
退職後、両親が在住しているスペインへ渡り、スペイン料理を学ぶ。帰国した年よりお料理の仕事を始め、現在はお料理教室講師を中心に活動中。
オフィシャルサイト[Muybien] で、初心者さんでも手軽に作れるオリジナルレシピを1000点以上掲載。

大島久典(AZLinks代表 地域活性化コーディネーター)
大学卒業後、機械設計エンジニアとして自動車設計に7年間携わる。お客さんの顔が見える仕事をしたいとの想いで2010年に独立し、現在は広告業・体験観光業を通じて地域活性化に携わる。

増本年治(Mr.トーマス オーナーシェフ)
大学卒業後、飲食業界に飛び込み、カフェレストラン店長を3年経験後、独立し「Mr.トーマス」を開業。イタリアでの料理修行、フレンチレストランでのソース修行を経験し、現在は地元食材を活かした料理に取り組んでいる。

2人は共に生まれ育った広島県廿日市市大野で、それぞれの得意分野を活かし、力を合わせて食と人を通して地域活性化に取り組んでいる。

加瀬まなみさんが選んだのは「再仕込しょうゆ」


「冷製の料理によさそう!」
バトンと届いた
雄勝石皿に喜ぶ加瀬さん

ホームページ作りの練習で磨きをかけたレシピ

日和キッチンさんから繋がった今回のバトンランナーは料理家の加瀬まなみさん。
オフィシャルサイトでは、初心者でも簡単に作れるオリジナルレシピを1000点以上掲載し、著書「5分でできた」料理シリーズもその手軽さから人気を呼ぶ。
今や人気の料理家である加瀬さんだが、もとはリクルートエージェントのOLだった。まだHTMLを手打ちしているような当時、自社サイトの運営に携わることに。まずは自分のホームページを作って練習してみようと、自分の夕飯を週2~3回アップした。ネタが尽きないよう、素材を変えて、なんちゃって料理を創作したり、レストランで食べた料理を自分流にアレンジしたり、そうこうしているうちに3~4年も続き、ライターの目に留まって出版にまで発展した。ここから料理家の道に進むことになったという。
加瀬さんの得意分野はスペイン料理。特にワイワイガヤガヤと大人数で食べるパエリアのレパートリーは豊富で楽しい。加瀬さんがバトンを繋ぐのは広島・宮島周辺でシーカヤックインストラクターも手掛ける大島久典さんとイタリアン酒場 Mr.トーマスのオーナーシェフ増本年治さん。地元の魚貝でバーベキューをしたり、宮島を愛する仲間とよく集うという二人に「自宅でも簡単にできるホットプレートパエリアで、賑わってくださいね」と簡単おもてなしレシピを伝授する。


スペインのパエリア祭りを体験。
家庭でもパエリアを混ぜるのは
力仕事で父親担当とか。
(加瀬さん提供写真)


スペインの家庭料理に
触れた経験が影響に
(加瀬さん提供写真)

聖子ちゃんの歌を聴きたかった少女の知恵

加瀬さんが育った家庭は厳しく、テレビ・ラジオ禁止。小学校に行くとみんな流行歌やテレビの話題で盛り上がる中、閃いた。「そうだ!料理を手伝う時間は台所でラジオが聴ける!」。
もともと料理好きだったこともあり、週末、台所に籠るのは苦じゃなかった。
ラジオから流れてくる聖子ちゃん(松田聖子)の歌に心躍らせ、できるだけ長く長く楽しい世界が聴けるように、時間のかかる料理を作る。半日かけてじっくり作るカレーはいつのまにか十八番に。
「同じカレーばかりでは飽きてしまうから、いろいろ工夫する中で、醤油が隠し味になることもこの時に発見しましたね」。

スペイン滞在が料理家としての軸に

リクルートエージェントを退社して、両親が住んでいたスペインに2カ月滞在した経験も、加瀬さんの料理人生に大きな影響を与えた。
魚を生で食べる。お米を食べる…、スペイン人の知人宅でもてなされる家庭料理は日本人の嗜好と似ていることに気づき、そしてワイワイとお喋りしながら食べる楽しさは加瀬さんを魅了した。


まわしかけた
再仕込みしょうゆで
香ばしい香りが漂う

今から十数年前、まだ日本ではスペイン料理ブームもなく、伝えたい気持ちが募り、日本で楽しめる加瀬まなみ流スペイン料理に発展していったのだった。
卓上で簡単に作れるホットプレートパエリアは、手軽な割にはパーティの時にインパクトがある。「今はかわいいホットプレートもあるのでテーブルの上が華やかになりますね」。

加瀬さんが手掛ける料理は、男女問わず誰もが毎日できる手軽さとおいしさのバランスを考えたものが多い。
ワイン・ナビゲーターの岩瀬大二さんと主催するStudio 14 Quatorzeでは、自宅キッチン&リビングを活用してワインと料理を楽しむ企画を開催している。

「ワインもスペシャルなものではなく、デイリー使いの1000円代でも美味しいものを吟味し、それに合う料理を紹介しています」。
お皿の代わりに、シンプルな特大のカッティングボードを使って、ダイナミックなスタイリングも加瀬さんならでは。
日常に「おいしい」の幅を広げるために、家庭料理の中にもときめくエッセンスを注ぐ加瀬さんのこだわりがちりばめられていた。
(右写真:加瀬さん提供写真)ダイナミックな出し方が好きと大判のカッティングボードは皿代わりに出番多し

「ホタテと夏野菜のバター醤油パエリア」(4人分)

☆材料 ホタテ 8~12個
アスパラガス 3本
ミニトマト 8個
パプリカ(赤・黄)1/4個
タマネギ 1個
ニンニク 2片
お米 2カップ(360g)
バター 40g
白ワイン 100cc
再仕込しょうゆ 大1

☆作り方
1)ホットプレートにバターを溶かし、ホタテ、アスパラガスをソテー。塩・コショウし、いったん取り出す
2)ニンニク、タマネギ、米の順に炒めあわせ、白ワイン・水(300cc)・塩(小1)を加える
3)ホタテ・ミニトマトをのせ、フタをして15分(中~高温)
4)仕上げに、再仕込しょうゆをまわしかける


ホットプレートでのインパクトはホームパーティにぴったり!

「文右衛門蔵 再仕込しょうゆ」はいかがでしたか?

醤油の味が効いていながら、
醤油っぽくなりすぎず、
素材の味が消えないのがいいと思いました。
香りも豊かですね。

おもてなしバトンを大島久典さん・増本年冶さんへ

仲間と集うことも多いお二人。みんなで文右衛門蔵の美味しさを堪能してみてください~。
瀬戸内海の魚貝にもあいそうですね

取材・文/山本詩野 写真/松本祥孝

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